世の中の便利を支えるプログラマ!

~ Webシステム開発科 ~

 現在では、もうコンピューター抜きでは社会が成り立たないことを誰しもが実感されていると思います。ふだん皆さんが気軽に利用されているタブレットやスマホから、天気予報や航空機の開発などに利用され高度な演算処理を行うとてつもなく高性能なスーパーコンピューターまでいろいろなコンピューターの力によって私たちの生活は成り立っています。しかし、そんなコンピューターですが、実際にはプログラムがなければ何もできないただの機械です。そんなコンピューターを目的にあわせて動作させるようにするのがプログラムの役割です。

 具体例をあげれば、最近Amazonや楽天などインターネットで商品を購入することが当たり前になっています。商品を購入する際、皆さんは商品の数や支払い方法、配達希望日など多くの項目を選びますよね。一方でショップ側は商品の在庫処理や売上げ等の会計処理などを同時に行います。一つの商品を購入するにあたって、こうしたさまざまな処理をショップ側の業務に役立つようコンピューターに指示するのがプログラムの役割となっています。

 Webシステム開発科は、こうしたプログラムを主に開発するプログラマをめざす科目です。その中でも、先ほどのショップ側の処理にあたるインターネットのサーバ上で稼働するWebサイトのプログラムを学習します。そのため、当科では各訓練生はショップ側にあたるサーバ機と、商品を購入する側にあたるクライアント機の2台のパソコンを使って、自分の机の上で本番さながらの模擬的なWeb環境を作って授業を行っていきます。

 まず、当科の基礎訓練では、プログラムの「アルゴリズム」を学びます。アルゴリズムとはコンピューターに作業させるときの手順のことを言います。人で例えれば何か物事を行うときの「やり方」と言っていいでしょう。コンピューターが作業を正しく行うために「やり方」を考え、さらに良い「やり方」を見つけていきます。そのため、演習ではいろいろな「やり方」のプログラムを学んでいきます。

 次に、応用訓練では実際にサーバとブラウザ※1とを接続するプログラムを利用してWebシステムを構築し、Webサイトの作成技術を学びます。この段階では先ほどのインターネットでの購入の話でいえば、さまざまな処理を行うプログラムに加えてデータベースを利用したシステムを構築する技術を学ぶことになります。

 訓練の仕上げの段階になりますと、今まで学んできたことをすべて利用し、自分自身でWebサイトを作成します。ここでは試行錯誤を繰り返し、完成をめざして一つひとつの課題を解決していきます。こうして自分自身の力でWebサイトが出来あがったときの喜びは何物にも代えられません。

 このように当科では段階を踏んでプログラミングを学習し、1年間でWeb系だけでなく幅広いプログラムを開発できるプログラマをめざしています。プログラム作業の経験のある入校生はほとんどいませんが、未経験の方でもコツコツ勉強すれば最後には自分自身の力でWebサイトが作れるようになります。ここまでできれば自信をもってプログラマとして就職ができます。現在、IT業界はプログラマ等が大変な人手不足となっていて、多くの企業からたくさんの求人が寄せられています。Webシステム開発科はプログラムの基礎からしっかり学べるので、Web系だけでなくスマホアプリの開発など多方面に就職することができます。 皆さん、どうぞ安心して学びにきてください。

Webシステム開発科あんない

(※1)ブラウザとは「Internet Explorer(IE)」「Google Chrome」「Safari」などのインターネットを見るためのソフトのことを言います。

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 当校では現在、令和2年度4月入校生の募集(2月選考)を行っております。 みなさまと共に学ぶ日を楽しみにお待ちしております。
・2月選考の定員  
 自動車・車体整備科、電気主任技術科、情報通信科、Webシステム開発科、製造化学科
 各科15名程度
・願書受付期間  
 令和元年12月5日(木)から令和2年1月27日(月)まで
・選考試験日  
 令和2年2月13日(木)
・合格発表日  
 令和2年2月20日(木)
・入校日  
 令和2年4月10日(金) 

※3月選考も別途実施いたします。

入校選考の詳細についてはこちら 入校生募集案内 を御覧ください。
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